盛泉寺
市場山 盛泉寺(浄土真宗大谷派)本尊 阿弥陀如来立像
寺伝によれば、開基は、室町時代の明応6年、今から514年前、本願寺第八世蓮如の実子、連芸といわれています。開基場所は、海東郡富吉庄蟹江郷下市場(現在の蟹江新田字下市場)にありましたが、安土桃山時代の慶長年中火災により、八代目受念のとき、現在地の蟹江本町字川西に移転しました。
七代目祐玄は、八代目受念に寺を譲り、本山の教如上人に仕え、京都や大阪、名古屋に多くの寺を造り、名古屋に通寺を持っておられましたが、本山に差し上げ、現在の名古屋別院の基礎となりました。元禄四年には、名古屋御坊(別院)の代役として宗門改めなどを果たし、人呼んで、名古屋別院の元は盛泉寺にありと伝えられています。
寺宝の阿弥陀如来画像は、天正9年大谷本願寺顕如の花押があり、また三高高祖御影と聖徳太子御影の裏書は、本願寺釈教如の花押があります。境内には、朽ちた庭石、庭園。鐘楼には十二支が刻まれた欄間、経堂や年輪を重ねた槙の風情など歴史を感じさせます。
Information
住所 | 〒497-0033 愛知県海部郡蟹江町蟹江本町川西63 |
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TEL | (0567)-95-2068 |
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