松秀寺
八幡山 松秀寺(曹洞宗) 本尊 聖観世音菩薩
寺伝によれば、天文23年桂の廣済寺四世天巌春暁和尚の草創なり。和尚は、山城の国に八幡山神応寺在住の時、仏の八正道を修するの夢想により、廣済寺へ転任し、その後、須成の荘に応神天皇を鎮座し、同時に一寺を建立し八幡山松秀寺と号す。すなわち宮寺なり。
天正12年、蟹江合戦で焼失、万治三年、再興して祈願所となり、天明7年、蟹江川の東、下ノ割の人家を仮堂宇にしました。同8年、かつてない暴風雨があり、すべて潰れました。嘉永2年、油屋久助裏に仮堂宇を設け、安政5年、川西畳田易地に再建、明治24年、濃尾大震災で本堂庫裏伽藍など破損しました。
明治48年、小学校と当寺との位置を交代、教育の普及と宗教伝導のため、字下市場に移転。大正元年、大暴風雨での蟹江川、日光川の堤防決壊による被害で負債が生じ、百丈和尚が私財を投じて大正9年に完成しました。
平成15年4月、約430年ぶりに草創の地である現在地に移転、落慶法要が営まれました。
草創以来幾多の易地におよび、困窮、試練に遭遇し今日に至る、蟹江町唯一の禅宗のお寺です。
Information
住所 | 〒497-0036 愛知県海部郡蟹江町須成西7丁目66-1 |
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TEL | (0567)-95-3010 |
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