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蟹江町制作ショートムービー第2弾『安死術』
ついに本編公開!!

蟹江町がシティプロモーションの一環として、映画監督・堤幸彦氏の協力を得て、蟹江町出身の探偵小説家・小酒井不木(こさかいふぼく)のミステリー作品を原作として制作したショートムービー第2弾『安死術』の本編が、YouTubeにて公開されました!!

小酒井不木は蟹江町出身の医学者で、翻訳家、作家としても活躍し、江戸川乱歩、横溝正史らとも親交があり、多くの作品を世に残した日本探偵小説界の草分けといえる人物です。38歳の若さで急逝したものの、大正から昭和初期のわずか5年あまりの間に140作以上もの作品を執筆し、高い評価を得ました。しかし死後90年が経ち、その作品の多くはすでに絶版となってしまい、一部がパブリックドメインとしてインターネット上で読める状況にすぎません。しかし近年、名古屋での江戸川乱歩・旧居跡記念碑の設置などを機に「江戸川乱歩を見出した男」として再評価の動きが高まっています。

そこで蟹江町では、日本探偵小説黎明期の立役者でありながら100年の時代の波に埋もれつつある不木と、その作品群に今こそスポットを当て、顕彰するべく、映画化・絶版作品の現代語訳化など作品の再評価・発信を行っております。今回は昨年好評を博した短編ミステリー「死体蝋燭」に引き続き、映画監督・堤幸彦氏の協力を得て、医学者でもあった不木ならではの作品「安死術」をショートムービーとして蘇らせました。

出演者には「名古屋おもてなし武将隊」で二代目豊臣秀吉を務めた菅沼翔也さんを始めとした実力派俳優陣と、前作に続き堤監督とも親交が深く、日本舞踊・五大流派の一つ「西川流」家元で、「名古屋をどり」で有名な西川千雅さんが案内役として登場します。
また、今回は特別に堤監督自身も役者として出演しているシーンも見どころです。

出演者には「名古屋おもてなし武将隊」で二代目豊臣秀吉を務めた菅沼翔也を始めとした実力派俳優陣と、前作に続き堤監督とも親交が深く、日本舞踊・五大流派の一つ「西川流」家元で、「名古屋をどり」でも有名な西川千雅氏が案内役として登場しています。また今回は特別に堤監督ご自身も役者として出演している点も注目です。
本作は、原作より約30年後の蟹江町に舞台を設定し、そこにある小さな医院で展開される緊迫したストーリーになっています。昭和30年ごろまでは「安死術」と呼ばれていた「安楽死」という現代的なテーマを中心に据え、医師としての信念と父としての思いの間で揺れ動く主人公の心の葛藤、人の弱さや運命の皮肉を描いた作品に仕上がっています。

およそ100年前に書かれたとは思えないテーマ設定と内容ですが、そのサスペンス感あふれる展開に息を飲み、衝撃のラストまで一気に見てしまう作品となっています。

〇「安死術」のあらすじ
昭和初期、大学病院の内科に勤務していた医師・寺田は、終末医療についてある考えを持っていた。郷里の蟹江町に帰郷し、小さな町医者として働きはじめた数年後、「名医」と評判になった彼を運命のいたずらが襲う…。

『安死術』の制作にあたって、かにえフィルムコミッションがロケ支援を行いました!
ぜひご覧くださいね!!

★蟹江町ホームページ
https://www.town.kanie.aichi.jp/soshiki/3/short-movie2.html