今年の須成祭は、8月3日(土曜日)に宵祭、翌4日(日曜日)に朝祭が開催されます。
今年の須成祭は、8月3日(土曜日)に宵祭、翌4日(日曜日)に朝祭が開催されます。
【須成祭について】
蟹江町北部の須成地区に伝わる須成祭。須成は古くから農業と商業を生業としてきた地域で、須成祭は地区の氏神である冨吉建速神社(とみよしたけはやじんじゃ)・八剱社(はちけんしゃ)両社の祭礼として行われています。祭りの起源は定かではありませんが、疫病退散を祈願する天王信仰に由来する祭りで、江戸時代には行われていたといい、寛文年間(1661年~1673年)に編さんされた「寛文村々覚書」にも記録があります。
須成祭は、「車楽船(だんじりぶね)行事」と、「神葭(みよし)流し」に関わる一連の行事で構成されています。「車楽船行事」では、8月第1土曜日に「宵祭(よいまつり)」、翌日曜日に「朝祭(あさまつり)」が行われます。「宵祭」では、提灯で飾られた巻藁船(まきわらぶね)が、「朝祭」では、人形を載せた車楽船が蟹江川に浮かび美しい姿を見せます。
「神葭流し」は、川に茂る葭を刈り、これをご神体として祀り一切の災厄を封じ込めて川へ流し、人々の豊かな生活を祈願するために行われます。朝祭の一週間前に「葭刈(よしかり)」があり、白装束の若者が舟で蟹江川を下り、川に茂る葭を刈ってきます。
祭りでは、この葭をご神体として神社に安置し、朝祭翌日の「神葭流し」で災厄を託し蟹江川に流します。この後7日間川に浮かべた後、70日間神社境内の棚に祀り、「棚下し(たなおろし)」で燃やしすべての行事が終了します。このように約100日間にわたり数々の行事が続くことから、須成祭は別名「百日祭り」とも呼ばれています。
現在、須成文化財保護委員会を中心とした地元の人々の手で祭りの伝統が受け継がれており、2012年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。さらに2016年には、「山・鉾・屋台行事」を構成する33の祭りのひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
【会場周辺について】
「宵祭」及び「朝祭」の両祭日につきまして、臨時駐車場がございますが、駐車台数に限りがございます。また、会場周辺は大変混雑が予想されますので、公共交通機関でのご来場にご協力ください。
また、会場周辺は、車両通行止め等の交通規制が入ります。
併せて、ご協力をお願いいたします。
【臨時シャトルバスの運行について】
「宵祭」の開催に伴い、より快適に祭会場へお越しいただくため、祭会場と町内7箇所のバス停留所を結ぶ町内巡回コースと、近鉄蟹江駅・祭会場を往復するピストンコースが、無料臨時シャトルバスとして運行されます。ぜひご利用ください。
●運行日 令和6年8月3日(土曜日)のみ
●運賃 無料
但し、暴風警報発令などのやむを得ない事由により、運行を中止する場合があります。
●乗車にあたってのお願い
・バス停留所は、町お散歩バス・飛島バス・三重交通株式会社の停留所を利用しますので、ご乗車の際は、乗り間違えのないようご注意ください。
・車内は禁煙です。
・道路事情等により遅れる場合があります。ご了承ください。
・満車の場合は次の便をご活用ください。